FEVER,ACTION コーナー
今回の大ヒット作品『熱血司祭』は、KNTV・8月9日 20時50分~2話連続・毎週金曜日 日本発放送が決定している。
今回のドラマは、コミックとかアクションとか色々な要素が凝縮されているが、最初にこの役が来た時はどんな印象だったかと言う質問に、「とっても新鮮でした。なぜかと言うと、神父さんなのに人を殴ったりと怒りに溢れているのですが、その怒りを調節出来ないという状態で、ストーリー以上にそのキャラクターに惹かれました。」
日本ではまだ見れない状態のこのドラマだが、このコーナーでは、キム・ナムギルが選んだ名場面とアクションシーン、コミカルシーンがスクリーンに流れ、なぜその場面を選んだのかを解説してもらった。
1 名場面シーン
①車の中での会話シーンが流れる
「これを選んだ理由は、これはまだ最初の方で、台本を横に置きながらやっていたのが印象的だったのと、ここに出て来たセリフがすごく良かったからです。聖人にも過去があり、罪人にも未来があると言うセリフだったのですが、このドラマが語ろうとしている内容を表しているのではないかなと思いました。僕は人は意志があれば変われると思っています。今は聖人だけれども悪い人になる事も、また今は罪人だけれども良い人になる未来もあるという意味なんですね。
このシーンの後に僕は神父様に会いに行ったのですが、その神父様が、「良い仕事をしていますね」と言ってくださいました。「いや、僕には色々と罪があるんですよ」と言ったら、先ほどの、「自分を罪人だと言う聖人がいて、自分を聖人だと言う罪人がいる」という話をしながら神父様が僕の手を握ってくださり、僕は涙が溢れてきました。でもその途中で神父様が急に、お祈りをしましょうと仰ったので、一つの宗教に定着しないでいようと思っている僕は、すぐに感情が冷めてしまいました。」(会場から笑い声)
②暗い音楽の中、キム・ナムギルが銃を向けているシーンが流れる
「これを選んだ理由は、さっきの話と似ているのですが、これは本当は許したくない人を許すシーンで、これを撮りながら、許す事も許される事も大変で、両方ともかなりの勇気が必要だと思いました。すごいメッセージだと思い、これを選びました。」
2 コミカルなシーン
手でお互いの顔の半分を隠すシーン・酔っ払ってお店のガラス壁に唇を押し付けながら倒れこむシーン・女装シーンなどハイライトのコミカルシーンが流れる
「僕はあまりお酒は飲みません。酔ってガラス壁に口をつけるシーンは、飲み過ぎたという事を表現しようと思い、振り返ったら店員さんがいたので挨拶をしようとしたけれど、体を支えきれなくて唇で挨拶をした、という1回で撮ったアドリブでやったシーンです。
女装は、作家の方はホームレスのメイクをして欲しいと仰っていたのですが、僕が女装を提案しました。そうしたら快くいいですよと仰ってくださったのですが、この時はまだ真冬だったのです。僕は小さい頃に確かストッキングを履くと暖かいと聞いていたので、衣装チームさんに下にもっと履いた方がいいと言われたけれども、大丈夫です!と言って、ストッキングだけで撮影に臨みました。けれども衣装チームさんが言っていたのは寒いからではなくて、醜く映らないためだったのですね。動くとワンピースが上がってきちゃうんです。こんな風に。(ポーズをつけると会場から笑いが起こる)結局ワンピースが上がっちゃってすごく寒かったです。なのでスカートを履いて冬を過ごしている人を見ると、すごく尊敬します。日本の方が暖かいのでしたら、冬は日本に来て過ごさないといけないですね。」(会場から割れんばかりの拍手)
3 アクションシーン
様々なカッコいいアクションシーンが流れる
「ほとんどスタントは使わなかったです。なぜかと言うと、アクションも演技の一つなので、スタントを使うと楽ですけれどもどうしても自分がやっているように見えないので、出来る限り自分でやりました。でも本当の理由は、アクション監督さんから、『スタントを使うよ』と言われたので、僕は出来る!!という勝気な面が出たからなのです。僕の勝負魂を刺激してくれたのです。実はピアノもそんな理由だったのです。ピアノの先生が、『難しいですよ』と仰ったのですが、僕は難しくても弾ける!と言ったのです。でもそのお陰で1ヶ月苦労しました。先生の仰る事をよく聞いておけば良かったです.. 」
ニュースで怪我の事を聞いたのですがどうですか?の質問に、「今でも治療はしているのですが、良くなってきています。実は怪我をしたのは両方の手首だったので、ピアノは諦めようかと思ったのですが、8年ぶりにお会いする韓国のファンの皆さん、1年ぶりにお会いする日本のファンの皆さんに違った姿をお目にかけようと思い、僕の手は諦める事にしました。実はマイクを持つのも辛いのです。」(会場からウソ~と笑い声)
改めて、このドラマの一番見て欲しい所はどこですか?の質問に、「このドラマの一番大事な所は、僕です!!(会場から笑い声) このドラマは小さな役でもとても注目を集めました。アンサンブルというのがどれほど大事なのかを見せてくれました。
FEVER,WANT コーナー
続いて、事前に会場の皆さんから聞いてあるお願い事に、キム・ナムギルが答えるコーナー。
1 今、ナムギルさんが、熱血に興味のある事は何でしょうか? また興味を持ったきっかけがあったら教えてください。
「健康・歩く事です。1日に1万歩以上歩くと体から病気が無くなるそうです。ですから最近歩いているのですが、膝が痛いです.. しかも僕に、歩くと健康に良いですよと教えてくれた方は、今日、膝の手術をしています.. だから、歩いた方が良いのか、真剣に悩んでいます。(会場から笑い声)歩き始めはいろいろ雑念が多いのですが、歩いているうちに頭の中がスッキリしてきます。なので最近、歩く事にハマっています。
そしてもう一つは、僕はこの撮影のために6ヶ月くらいなかなか家に帰れなかったのですが、タムタムが僕の事を透明人間扱いしていて、悲しいのです。韓国にはたくさんの野良ネコがいますが、僕はエサやオモチャを買ってあげるために働いているのに、母にばかりなついて、僕には目もくれないのです。最近では僕が近づくと逃げてしまうのです。どうしたらネコが関心をもってくれるのか、考えています。
こんな風に、僕には最近二つの事に関心があります。」
2 ナムギルさんの幼い頃の写真を見せてください。幼い頃からイケメンなのだと思います。
初公開の幼い頃の3枚の写真がスクリーンに映し出された。(会場からワーという声)
「左の写真は1歳か2歳頃の写真で、まだ世の中を知らない頃の写真です。右側の写真はだんだん世の中を知って、真ん中の5歳くらいの写真では髪の毛も伸びて、世の中の全てがわかってきたという事です。」(会場から笑い声)